マッシュアップ

 マッシュアップという言葉をいろんなサイトで見かけていたが、テクロノジーオリエンテッドな用語であるので自分にはあまり関係ないと勝手に思いこんでいた。

 しかしこのエントリーを見てから考え方が変わった。

マッシュアップとは一種の "loosely bundled innovation" であり、つまりWebサービスAPIが多く公開されることで「再発明」が数多く生みだされるわけです。そのため、Tim O'Reilly が予想しているような「組み合わせによる革新」が進みやすいと考えられるのです


これ「マッシュアップ--仮想空間と現実をつなぐ地図」なども参考になる。

テクノロジーの世界では、複数の情報源から提供されるコンテンツを組み合わせているにもかかわらず、ひとつのサービスのように利用することのできるウェブサイトまたはアプリケーションを指す。


この定義などもわかりやすい。



批判的記事も見つけた.
Web2.0を支える「マッシュアップ」・米国で早くもブームに陰り?【コラム】

一般に、革新的な技術は注目を集めた後、沈黙期とよばれる時期を過ごす。同じプログラミング技術でいえばJavaがそうだった。メディアで派手に騒がれたあと、開発者や経営者がJavaの技術を消化するのに2年ほど必要だったわけで、その後はご存知のようにソフト業界の主力プログラミング言語へと成長している。では、マッシュアップも、Java同様、沈黙期に入っているのだろうか。

沈黙期か.その間に何が起きているのだろうか.何がされれば技術は成熟し,定着していくのだろうか.

■企業アプリに導入を検討中

 マッシュアップの可能性として注目を集めているのが、企業アプリケーションへの導入だ。たとえば、グリッド・コンピューティング業界は、巨大なコンピューターパワーを生み出す技術を追いかけてきたが、キラーアプリがないことに悩んでいる。大規模な企業アプリでマッシュアップのような分散アプリが普及すれば、グリッド普及に弾みがつくと期待している。

 では、企業向けマッシュアップとはどのようなものだろうか。現在は、内線電話帳といった単純なサービスから検討が始まっている。イントラネット内に設置している情報共有Webに、マッシュアップにした内線電話帳の機能を乗せれば、人事異動のたびに情報を書き直したりする必要がなくなるだろう。最終的には、受注状況や顧客リスト、製品カタログなどをマッシュアップAPIにすることで、社内ばかりでなく取引先との情報更新をスムーズにできると考えている。

 よく分かっていないが,ワードやパワーポイントにエクセルの表を貼り付け(表現は正しくないかも)た時に,基のエクセルの内容をいじると,ワードやパワーポイントの表も変わる機能と同じではないのだろうか?
 組織構成員の連携が社内SNSやブログでできつつあるとなら,データの連携ができれば社内のコラボレーションは一気に進みそうな気がする.