電子マネーの参考サイト

Edy to Edy
 先程少し話したおサイフケータイで自分のEdyから友達の携帯にEdyを送るというシステムは、去年の7月から実現しています。最近になってこの件数が急増しています。何に使っているのかよくわかりませんが、中学生か高校生の方がよく使っているという数字が出ています。

 どういう用途に使っているのかというと、大体平均2〜3千円を送るという例が多いのです。今までは、離れた人に現金を送るには、口座に送るしかない。口座に送っても、それを口座から引き出すために取りに行かなければいけないということで、ワンクッションありました。しかし、Edyはダイレクトに送れて、その場で使えるのです。Edyがどこでも使えるようになれば、このアプリケーションの付加価値はもっと上がってくると思います。

 今のところ、このシステムは携帯同士でしかできないし、いろいろ議論や指摘もあるスキームです。しかし、これはマネーを送るのではありません。わかりやすく言えば、プリペイドカードを郵送するようなことです。これがマネーだと法律的な議論もあると思いますが、実際はプリペイドの価値を郵送でなく、ネットで送るのだという解釈で、当局にもご理解をいただけているスキームです。

edyのサイトに出ていたEdy to Edyとは
 1%の手数料は少額の場合銀行の手数料より安価だ(5000円まで53円)が、一定金額を超えると銀行の方が安くなる。しかも、無料だとか、きわめて安い手数料で送金できる銀行もある。edy to edyを普及させるなら、思い切って0.1%に切り下げ、最低手数料も10円くらいにしたらどうだろうか?


これを見て直観的に気づいた点。

  1. 切符や定期券など乗車券を駅で買う必要はないということ。モバイルスイカだけではなく、パソリがあれば自宅で乗車券の情報を入力できるはず。回数券情報も早く入れられるようにして欲しい。もし回数券をスイカパスモに入れられるようになると、最小9%最大30%の収入源になる可能性はある。私鉄のように金額回数券の場合だと、今まで正規運賃でのっていた人の分が9%減となる。大きな減収要因だろう。そこで、スイカパスモの回数券は定期と同じように行き先別回数券として設定すれば元々回数券を購入していた人の利便性を向上させ、減収要素は少ないだろう。では、スイカパスモを利用している多の人々にとっては乗車券を券売機に並んで買う必要がないという利便性だけの提供でよいのであろうか(電子マネー機能の提供はここでは除く)。切符の節約は経営上どの程度のインパクトを与えるのであろうか。さらにいえば、キセル行為の減少による増収要素をどのように還元すべきなのかを考えることが必要であろう。スイカ利用者は正規運賃を1から3%程度割り引いてみるということも鉄道系電子マネー普及の大きな鍵を握ると考えられる。(この調査でも利便性は感じてもお得感は感じていないと出ている)
  2. クレジットカードチャージをビューカードだけからもっと開放すべき。クレカ事業の売り上げは減少するかもしれないが、スイカの手数料収入がそれ上まわるかもしれない。その判断を早めにしてチャージ問題を積極的に解決すべきだ。
  1. 2005/3電子マネーの動向と将来展望 PDFファイル,edy