Folksonomy

小林?経由で、このエントリーに辿り着く→自分のためがみんなのためになる。「Folksonomy」による情報分類

えられたカテゴリなんていうトップダウンの仕組みではなく、おのおのが勝手に分類、しかもタグのように気楽につけられてるようなもので分類して、それをアグリゲート(集約)して価値ある情報を抽出しましょう、というボトムアップの仕組みがFolksonomyの考え方。それに対して僕らがキーワード抽出でやろうとしていたことは、疑わしきトップダウンの仕組みだったんですね。

 そこでしばらくしてタグ機能を追加してみたのですが、やはりWebのような無限の広がりがある環境での分類と発見という意味においてはこちらの方に分があるようです。それから、最初は面倒そうだと思っていたタグつけも、やってみると案外楽しかったり。ここが一番意外なところでした。

 一方で、特定のキーワードで任意の話題を追いかけるとか、タグにならなそうなマイナーだったり固有名詞としての意味合いが強いキーワード、例えば人名や地名といったものは、やはり機械による自動抽出がうまくいきます。ということで、はてなブックマークはキーワードとタグの2つの分類軸がある、ちょっと変わったソーシャル・ブックマークになりました

 

 このフォークソノミーを、ぜひとも組織内ブログ(社内ブログ、イントラブログ等々)で試してみたい。
 分類から知識化(知識創造、知識形成)が始めると考えられるからだ。まずエントリーした本人が分類する。一応機械的に分類する。そして組織内の他の人が分類する。
 内容からテキストマイニングして知識を作ると同時に、分類に使われた言葉でマイニングする(というよりも単純集計的で間に合うかもしれないが)。そこから組織の人が何を知識化の対象としているのかを推し量り、個人的な認知枠組みおよび組織的な認知枠組みを抽出してみることが可能のような気がする(気がするだけです。m(_ _)m )。