コミュニティ

美貌ですねぇ。あ。備忘でした。

第13回 環境調和型社会をつくるエコマネー

その中の「コミュニティの多様な価値を流通させるエコマネー」での一部↓

エコマネーは、環境、福祉、教育、文化といった多様な価値を、コミュニティで流通させるための通貨です。心の豊かさやお互いの信頼など、お金では表せない人々の「善意」を、コミュニティの中で交換していくためのもので、対象となるのはコミュニティにおける非経済的な活動全般。

エコマネーとマネーの比較の表あり。

ボランティアの場合、サービスを提供する人が「一方通行」で善意を提供するのに対し、エコマネーは「双方向性」をもっています。また、一部の人の善意が「特定方向」に向くのがこれまでのボランティアだとしたら、エコマネーは多くの人の双方向の活動が「網の目」のようにつながっていく世界。何よりもゲーム的な要素が入りこむことによって、つまり "遊びごごろ"によって、エコマネーが流通・拡大していくのです。

旧来型のあたたかくてネバネバして、排他的なコミュニティではなくて、あたたかいけれどサラサラしていて、外に対しても開放性がある、そんなコミュニティ。地理上だけでなく、ネットのコミュニティともオーバーラップできる。考え方や発想が異なる人と人とが、エコマネーを通じて価値を共有していくわけです。
 新しいコミュニティづくりのための方法論、それがエコマネーなんですね。

エコマネーを導入している地域の経済が活性化されるだけでなく、福祉や教育、文化などの分野で、地域に根ざしたマーケットがNPOやボランティア組織によって創造される。地域コミュニティの課題を解決するためのコミュニティビジネスが、住民同士の関係性の中で誕生する。そこに、地域の営利企業が参加して、イノベーションの成果が地域住民に還元されていく……それが、21世紀型のコミュニティと企業の関わりだと思います。