web2.0←やっと最後尾に辿り着いたのかも。○| ̄|_

Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編)の2. 集合知の利用

参加かぁ。気が付かなかった。確かにボランティアとか自由とかいう言葉多かったのでそっちに目がいっていた。

参加のアーキテクチャ

 いくつかのシステムは、最初からユーザーの参加を促すように設計されている。………

 Web 2.0時代の重要な教訓のひとつは、ユーザーが価値を付加するというものである。しかし、自分の時間を割いてまで、企業のアプリケーションの価値を高めようというユーザーは少ない。そこで、Web 2.0企業はユーザーがアプリケーションを利用することによって、副次的にユーザーのデータを収集し、アプリケーションの価値が高まる仕組みを構築した。前述の通り、Web 2. 0企業のシステムは、利用者が増えるほど、改善されるようになっている。

…………

 オープンソースソフトウェアの成功には、よくいわれるようなボランティア精神よりも、参加のアーキテクチャが寄与しているのかもしれない。インターネット、ワールドワイドウェブ、そしてLinuxApachePerlなどのオープンソースソフトウェアには、このようなアーキテクチャが採用されており、個々のユーザーが「利己的な」興味を追求することによって、自然と全体の価値も高まるようになっている。…………。

 これらのプロジェクトは、参加のアーキテクチャに適したものだったのかもしれない。しかし、Amazonが実証している通り、一貫した努力をもってすれば(そしてアソシエイトプログラムなどの経済的インセンティブを利用すれば)、このアーキテクチャとはまったく縁がないように思われるシステムにも、参加のアーキテクチャを適用することができる。