会議についてのメモ

内田先生のエントリー「スリープレス週末」より

会議の有効時間は1時間まで、というのが私の経験則である。
それを超えるのは次のような場合である。
(1) その会議では決めることのできないファクターを大量に含む議案を審議している
(2) その会議がなにかを決めるためではなく、何かを決めないために開かれている
(3) 上記1,2の条件を満たす会議にそれと知らずに出席してしまうほどに知的にチャレンジドな人間を多く出席者に含んでいる
私からご提案したいことがある。
会議の出席者 X 会議時間 = 会議MH(Man x hour)
という単位を作るというものである。
この会議MHを議決案件数で除すると1議案当たりに費消されたMHが算出される。
10人出席の会議で、会議時間が1時間で議案2件を処理した場合、1議案当たりのMHは5となる。
これはその会議の議長の「成績」である。
これを学内のすべての会議について算出する。
そして、各会議の議長の1会議あたりの平均MHが出たら、それで「会議を早く済ませる議長ランキング」を作って公開する。
MHを下げるためには、上記の「エンドレスで続く会議」の条件を回避すればよろしい。
すなわち
(1) その場にいない人間や組織の意向を配慮しなければならない議案は審議しない
(2) 所定の時間内に採決できないような議案は審議しない
の二点である。
私はこの「会議早回しランキング」では本学においては人間科学部のN田先生とチャンピオンを争う用意がある。
基本的な議事能力(執拗な反対者がいそうな議案は一瞬のうちに「継続審議」箱に放り込んで「じゃ、次の議題行きましょう」にスルーする技術など)については私とてN田先生には
遜色がないと踏んでいるのであるが、「単位時間当たりの発語量」において、私がやや劣勢なのである。


ITMedia Bizより

  1. 第1回 会議の何が問題なのか?
  2. 第2回 会議が終わったときに議事録は完成してますか?