社内ブログ

ちょっと思ったこと。
 

組み合わせると次の四つになるだろう。


★社内ブログが進展するケース。発信者側がお気楽であることと、受信者(閲覧者)側が寛容であり、ポジティブであること。


★発信者がエントリーすることを深刻に受け止め、重大なことやきちんと整理したことしか書けないと判断すると、書き込みは減る。


★また、受信者側がネガティブだと、発信者側もお気楽であり得なくなり、次のような判断がされブログのエントリーは減る。

成功事例   →自慢話と取られかねないので、経営層などからの要請がないと書きにくい。
失敗事例や悩み→こんな事で失敗するのか、小さいことで悩んでいるなあとか、あまりよい評価にならないのでブログに書かない。
イデアの提起→そんなアイデア古すぎとか、よくもまあたわいのないアイデアを次々に出すなあとか、という評価になる恐れ


★受信者ネガティブ。発信者深刻だと、事態はかなり深刻で、ブログは閑古鳥が鳴く。


この論文「イントラネットにおけるブログ・SNSの活用と生産性について」では、縦軸と横軸を会わせてソーシャルキャピタルとして分析している(と思う).

ブログやSNSを利用したコミュニケーションにおけるソーシャル・キャピタルは、インフォーマルな場で日々の出来事をフランクに書くことができると同時に、仕事に関する情報交換(仕事に関する気づき、成功事例、失敗事例)を行うことによって、フォーマルな場としての機能も果たす。また、部署やグループ企業全体でSNSを利用し、かつ職場の階層を越えて社員が利用することで、職場の同僚との関係性という水平的な関係性に加え、垂直的関係性も持っている。

ただし、ソーシャルキャピタルと社内ブログやSNSの利用頻度の相関が弱いのが気になる。