賢く失敗

Googleが“失敗”サービスを公開する理由

グロッツバック氏は、「当社では賢く失敗することに重点を置いている」と話し、プログラマが開発した機能を数週間以内にオンラインでテスト用に公開するのは、同社ではごく当たり前だと述べた。「失敗に対してペナルティは課さない。それどころか、われわれは失敗を奨励している。失敗しないのは、挑戦していないことを意味する場合があるからだ」(グロッツバック氏)

28日追記
 賢い失敗とはなにか?

 失敗は、仮説設定の段階、仮説を実証(実験)に移す段階、実証(実験)の段階の一つ、二つ、すべてで起こりうる。

Ⅰ.仮説設定の段階

 仮説=「前提条件→原因→プロセス(論理)→結果」

 とすると、どの段階で失敗することが賢くて、どの段階なら愚かなんだろうか?

Ⅱ.仮説を、実証(実験)に移す段階

    1. 前提をきちんと移行できなかった
    2. 原因を仮説に示されているものだけに特定できなかった
    3. プロセスを論理に示されたものに沿って設定できなかった
    4. 結果が具体的に示せなかった

Ⅲ.実証(実験)の段階

    1. 他の条件が前提に入りこんでいた
    2. 原因を仮説に示されているものだけに限定できなかった
    3. プロセスが論理に示されたものとは異なっていた
    4. 結果が違った 


賢い失敗についてしっかり書いてあるもの
ソニー生保、2004年ビジネスレポートより

「Going Innovation」の考え方には、「TakeRisk」と「Take Time」の2つの大切な要因があると考えています。「Take Risk」とは、成功を手にするために失敗から学ぶという考え方を実践する、「賢い失敗を奨励する行為」です。すなわち、成功のために無謀な挑戦をすることではなく、計画性を持ち危険を十分予見して失敗を受け入れていくということです。失敗を恐れることなく、成功するために賢く失敗を続けることは、むしろ当然のことです。

計画性とはどの段階の計画なんだろうか。


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