バトンを発想促進ツールとして使えないか?


enigma variationのエントリー『SNSをオフィシャルな情報と紐付ける』のコメント欄で、

お二人の方が以下のようなやりとりをしていた。

僕のキライな(笑)バトンも、外から刺激といえなくもないかもですね。

投稿 p-article | 2007年1月23日 (火) 12時49分

バトンは私も好きではありませんが(笑)、活性化する仕掛けとしては良いかもしれませんね。

・・。

投稿 ProjectK | 2007年1月24日 (水) 08時09分

とすると、バトンをブレーンストーミングのアイデア開示の方法に使えそうな気がした。

能力開発技法』の中で紹介されている、

カードBS

上記の紙キレ方式が発展し、技法として確立したものが、カードBSです。

カードを使ったブレーン・ストーミングのことをカードBSといいます。ブレーン・ストーミングをするときに、意見を口頭で発表する代わりに、1つ1つ、カードに書いていきます。また、メンバーの全員が一堂に集合しにくいとき、全員にテーマを伝え、記入したカードを回収して、皆の意見を集めるやり方として応用することもできます。

カードBSは、数人のグループではなく、一人で、単独で実施することもできます。これをソロBSといいます。ソロ(1人)によるカードBSは、いつでも、どこでも、好きな時に、好きなテーマで実施できます。オフィスの机上はもちろん、書斎、喫茶店、電車の中でもできます。職場の問題にかぎらず、家庭生活やボランティア活動など、応用範囲も広く、便利な技法です。


 カードの代わりにバトンを渡す。バトンには、それまでバトンに記入した人の個別の内容がリンクされており、参照したければ見ることができようにする(書き込んだものが回ってきたりするとそれに影響を受けるし、まったく白紙の状態でバトンに書くように言われると不安に思い、何も書けないという人が出てくるかもしれない。影響を受けて独自の発想が抑えられるか、他の人が何を言っているのか分からないと不安で書けないと言う人が多いかによって、他の人の意見への参照機能をどのように残すかが課題になるだろう)。


 書き終えたら、保存ボタンを押すと、サーバーに保存され、次のバトンを渡す人をしてすれば記入欄が白紙のバトンが次の人に届く。そのバトンには、自分の意見はリンクとして付け加わっている。

 バトンを渡す人は、プロジェクトチーム内の人だけでも良いし、関係部署の人に拡大してもいい。あるいは同期などの仲間や、企業内にアトランダムに送るというのも良いかもしれない。
 バトンによるブレーンストーミング。既に開発されているだろうか。(*゜□゜*)



(追記)
 バトンの流れをトレースする機能があると良いかもしれない.バトンで書かれたアイデアを書いた本人たちへフィードバックしたり,アイデア参照チームなどが取り上げて対面でアイデアを練り上げると言うことも必要だろう.ただし,トレース機能を個人の管理に使ったり,アイデア参照チームや書いた本人以外の人たちに,書き込んだ内容に対して悪意ある批判をさせないようにする仕組みや組織風土が必要だろう.