使用する人々(ユーザー)と実験
1/7のエントリーに関連して、実験ということでいろいろ見ていたら、またshibaさんと澤田さんのやりとりで取り上げられているEPICのproceedingsを見つけました。
その中から、configuring living labs for a thick understanding of innovation(Pdfのファイルです。結構大きくて時間がかかりますので要注意)という論文を見つけました(本文79ページからです。上のリンクは全体のプロシーディングスに貼られているので注意して下さい)。
1.SST研究(Social Shaping of Technology)とは、
社会、制度、経済、文化の各要素がをどのように形作るかを調査する。
このSST研究に沿いながら
2.(初期)ユーザーを巻き込んでイノベーションプロセスの初期段階の中でコミュニケーション技術やサービスをデザインし、開発し、テストし、そして評価する施設が、
→Living Lab
(また別の研究者は、多様かつ進化しつつある実際の生活という文脈で複雑な解決策に気づき、そのプロトタイプを作り、検証し、そして磨きをかけるための調査研究方法論である、としている。
特に興味深かったのは、調査対象者のサンプリングである。
通常の量的調査におけるランダムサンプリングとは異なるサンプリング法が、質的調査にはあり、それは目的サンプリング(意図的にサンプルを選ぶ)と呼ばれている。
以下の三種類がある。①最大多様性、②現象的多様性、③理論的多様性(理論的サンプリング)である。
今ひとつ理解できないので、さっそく質的研究の本を読むことにした。
検索してみると、どうやら教育学とか社会福祉、看護や医療などで質的研究が盛んに行われているようである。これらの分野の人とcollaborateできればcorporate ethnographyをすばやく実践できるかもしれない。
さらに、その中でreferされている文献。