人中心的デザイン/イノベーション(うまく訳せない!?)

Nina Wakeford, "People-Centred Design"(PDFファイル)を全体としてざーっと目を通したが、なるほど米国企業はいかに人々が製品やサービスを利用するかを、その使用する環境やその人の活動に沿って観察、調査していたかが分かった。

おそらく、IPodGoogleも、意識しているかしていないかは別にして、People-centered innovationを推進していたんじゃないかと感じた。

 日本の企業の状況はどうだったんだろうか。携帯電話の場合などは比較的調査が行われているような気がする。
 i-mode、カメラ付き、着メロ、着うた、おさいふ携帯と日増しに生活に密着しながら発展してきているが、デジタールケイタイ人(ネアンデールタール人と近いか、分からないが m(_ _)m )の生活、生態系、社会構成を調べていたのだろうか。人類学的、あるいはエスノグラフィック分析を行っていたのだろうか。社会学研究者が、携帯を持った若者の調査をしているが、それを企業活動に活かしているのだろうか?
 この辺を調べてみたい(いつか、おそらく、たぶん (^_^)v )。


追記,
(時間がなくて調べなかったが,ずいぶんたくさん携帯についての本が見つかりました.いくつか面白そうなものをメモしておきます。)

  1. ケータイは世の中を変える―携帯電話先進国フィンランドのモバイル文化
  2. ハイデガーとハバーマスと携帯電話
  3. ネット王子とケータイ姫―悲劇を防ぐための知恵
  4. 絶え間なき交信の時代―ケータイ文化の誕生
  5. ケータイ学入門―メディア・コミュニケーションから読み解く現代社会
  6. 考えないヒト - ケータイ依存で退化した日本人

《ビジネスの観点から》

  1. シチュエーションマーケティング―ケータイ時代の消費を捉える新発想
  2. ケータイ白書2005

論文としては(まだまだ未調査多数あり)

  1. ケータイと若者のコミュニケーション
  2. ケータイとネットが生み出す「スマートモブズ(賢い群衆)」って何だ?


 なお、上のPeople-Centred Designは比較的おもしろい内容なのだが、調査された会社との守秘義務の関係か、深く各社の手法や内容まで踏み込んでいない。、おもしろそうだというところまで書いてあるんだが、突然大団円。おいおい、それはないだろうという感想でした。英語力のなさのせいかもしれないので、もう少し辞書を押し押し(引き引きではありませんよ。電子辞書なので)、深く読んでみます。
 
電子辞書と書いたので、アマゾンで調べたらカラー表示のが出てきたんですねぇ。次回買う時にはこれにしようか?どうも、ゴルフと一緒で、できもしないのに道具にこだわる傾向がでています。 m(_ _)m

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